建築巡りの備忘録

最近始めた建築巡り。見学して気付いたことの覚え書き。

2018-01-01から1年間の記事一覧

金沢ビーンズ ロードサイド建築に対する切り込み隊長

設計:迫慶一郎 訪問日:2018年8月8日(水) 郊外まで車を走らせ、「金沢ビーンズ」へ。幹線道路沿いに建つ本屋です。 名前の通り、豆のような楕円の平面が特徴で、蔵書はロードサイド型書店では日本最大級の80万冊に登るそうです。 「玉川図書館」とは対照的に、…

金沢市立玉川図書館 感動!最初で最後の親子作品

設計: 谷口吉郎・吉生 訪問日:2018年8月8日(水) 金沢駅の次は、「金沢市立玉川図書館」へ。設計は谷口吉生。金沢出身ながら、金沢に彼の作品は「鈴木大拙館」ができるまで、永らくこの図書館唯一でした。そして、注目すべきは最初で最後の谷口吉郎・吉生の親子…

金沢駅東広場 鼓門・もてなしドーム 金沢の庇文化を象徴している!?

設計: 白江龍三+トデックほか 訪問日:2018年8月8日(水) 昼食を食べに、金沢駅まで戻ってきました。金沢百番街の「8番らーめん」へ。本店は石川県加賀市の国道8号線沿いで、北陸三県以外にまで進出している、北陸最強のラーメンチェーンであります。味は味…

金沢21世紀美術館② 人々の様子がフォーカスされた新時代の建築だ!

設計:SANAA 訪問日:2018年8月8日(水) 昨日も来た21美に再訪し、21美の魅力の要因に迫ります。兼六園と21美は似ていると、兼六園の記事で書きましたが、今回も兼六園との共通点に触れることになります。 今日はチケットを購入せず、無料の「交流ゾーン」と周囲…

石川県立伝統産業工芸館 上質な空間で工芸品を眺め、現代アートを思う

設計: 谷口吉郎 訪問日:2018年8月8日(水) 兼六園を歩き回って、桂坂口とは反対側の小立野口までやってくると、モダンな建物が見えてきました。「石川県立伝統産業工芸館(旧石川県立美術館)」です。設計は、モダニズムを語る上での重要人物・谷口吉郎。…

兼六園 金沢の特徴??「街歩き的楽しさ」を発見する

訪問日:2018年8月8日(水) この日は朝一番から、日本三名園の一つ、兼六園へ。コインパーキングに車を停め、駅からバスで来たのですが、またもコインパーキングにたどり着くまで、ぐにゃぐにゃの道、右折禁止や一方通行、さらには渋滞にも阻まれ、苦戦。や…

金沢21世紀美術館① とにかく楽しい!でもなんで?

設計: SANAA 訪問日:2018年8月7日(火) 鈴木大拙館から歩くことわずか10分で、金沢21世紀美術館に到着。このときはまだ、21美が鈴木大拙館とは対照的であることに気付いていなかったのですが、全く方向性の違う2つの素晴らしい美術館がこれだけ近くにある…

鈴木大拙館 静寂な禅の空間・対比表現の上手さ

設計:谷口吉生 訪問日:2018年8月7日(火) 金沢建築巡りでまずはじめに来たのが、「鈴木大拙館」。仏教哲学者・鈴木大拙の禅の教えに触れるためのミュージアムです。美術館の巨匠として知られ、以前行ってみて良かった「京都国立博物館 平成知新館」を設計…

北陸旅1日目 金沢の道はわかりにくい!

この夏は建築を見に行こう!と心に決め、迎えた夏休み初日、さっそく建築巡りの旅に出かけました。行き先は初訪問の金沢。 朝5時に出発、鯖街道を疾走して若狭の綺麗だと噂の海へ寄り道。その後は、国道8号線で敦賀湾を眺めつつ山越え。途中見えた杉津の集落…